さかだち日記 第14日

2018年8月26日

記憶の連鎖がトリガーになる。

今日も無事にノンアルで終わりそう。

アルコールを日常的に飲んでいると、美味しい料理にも巡り会いやすい。
グルテンアレルギーなのでビールは飲めず、代わりに毎日のように泡。
スパークリングに合うつまみはグリーンオリーブのオイル漬けとプロシュットスライスを数切れ、パルマハムなんて言われる生ハムが合う。

今年みたいに暑い夜が続くと数杯は泡で、流れで白。
イタリアの白は個性的な香りや味わいがあるので、一口啜ってからつまみを決めたい。
今まで飲んだ白の中でもイタリア北東部フリウーリのラディコン(フリウラーノ種)が僕には合っていてそれに合わせるつまみとなると難しい。
単純に個性には個性をぶつけようとする考えもあるみたいだけれど、人間性とワインは似ていて個性的な味わいのものにはそれを包み込むような柔らかさを感じるつまみが好きだ。
パルミジャーノ・レジャーノの36ヶ月にバルサミコを少しだけ垂らしてチビチビとつまむのもいいかもしれない。
ラディコン初代の故スタニスラオ・ラディコン氏の考え方も好きな理由の一つ。
ボトルのサイズがコルクに合わせた結果規格外だったり、樽熟成3年瓶熟成3年という商売っ気なしの作り方だったり(今は違うものもある)個性を貫くなんて驚愕だ。それを笑い者にせず尊重する文化も含めてイタリアという国も好き。

さて、そろそろ赤に進もうか。
個性的なフリウリの後には一旦味覚も気分もニュートラルに戻したい。
サクッと楽しめて不連続ではないようなワイン、ピエモンテのトリンケーロで多分日本でしか売っていないA-yuzuki(アユズキ)がいいかも。
輸入元の社長の娘の名前を冠した不思議なワイン。一度味わうと癖になるけれどそろそろ手に入らないかもしれない。12本くらい買っておけばよかったかな。
これにはトリッパと白インゲンのトマト煮込みを合わせたい。
食事ではなくて、つまみとしてトリッパのトマト煮込みがちょうどいい。
これで3杯はいける。

次に進むか、もう一軒お気に入りのフレンチワインが得意なのだがイタリアもニュージーもアメリカも美味しいワインという軸足でサーブしてくれる店にも行きたい。
BGMは80年代〜90年代ポップス&ロックというのも不思議に馴染める。
このままカウンターで飲み続けるとなると定番のミアーニ メルロ・ブリに行きそうだし、次の店に行ったとすると、泡リセットからの僕にとっての未知の世界ボルドー沼に浸るかそれとも知らない世界に足を踏み入れるか・・・

そう、そうやって毎晩のようにワインを飲んでは考えて、思い出して、酔って忘れる。
そのルーティーンから離れて二週間と1日。

先日、アレルギーの薬を処方してもらいに馴染みの皮膚科医からの一言。
「まだ二週間?フッ」
医者に失笑されたのは初めての経験だった。

ブログに登場するよく行くお店

イタリアンワインが豊富で食事も美味しくしかもグルテンフリー対応のワインバー
La Famiglia(ラ ファミーリア)

フレンチワインバーと思いきや、様々な個性のワインを楽しめるし、実はステーキが雑品
WINE BER PALMER (ワインバー パルメ)

飲んでるワイン
定番の泡
カ デル ボスコ フランチャコルタ


今夜は特別に
ラディコン


まだ飲むのか?
アユズキ(A-yuzuki)

もう一本行っちゃう?
ミアーニ メルロ・ブリ