さかだち日記 第15日

2018年8月27日

出張帰りの改札口、さがだち鬼門。

ワインに詳しい人だと間違われる。
毎日のように1本飲んでいるから嫌でもワインに詳しくなるだろうし、その割には詳しくないと自分では思っている。酔っているので大まかな部分さえ覚えていないのだ。

実はバーボンが好きだった。焦げた樽の香りやアメリカ文化を垣間見るようなストーリー、ワインが主軸になってから感じたのだがあのローコスト感も好きだ。飲むにつれてアメリカにいるような気分になるのも気に入っていた。
高校生の頃からバーボンばかり飲んでいたので通算20年以上はバーボンばかりだった。
いちばんのお気に入りはヴァージンバーボン7年だ。
どこに行っても、誰と飲もうがヴァージン7年。
地元の大正風居酒屋というバーで毎晩のようにバーボンをご馳走になっていたので少なくとも100種類は飲んだ。
それが、グルテンアレルギーが発覚してからウィスキー系は一切飲まなくなった。

今の楽しみはワイン。
さかだちをしているが、いつ飲んでもいいルール。まだ一滴も飲んでないけれど、出張帰りに成城石井に寄って前から試してみたかったボトルを買って帰った。
ノンアルコール スパークリンググレープジュース。
冷やして、二週間ぶりにフルートグラスを用意して。
スパークリングワインと同じ飲み頃温度までに冷えた。コルクを抜く、フルートグラスに注ぐ。色はビオを想い起すような濃いめ。
口に含む、香りを口から鼻腔に通す。
甘い。しかも不味い。
飲み物としてはいいのかもしれないが、スパークリングワインからは程遠い甘さと抜けの無さが残念。
返ってフランチャコルタが飲みたくなってしまった。

結局、ソーダストリームの炭酸水でごまかして、今夜もさかだちが成立しそうだ。

いつも一人で飲んでいたナルシストバーボン
ヴァージンバーボン